* 宮城県仙台市dogwood(ドッグウッド)、再訪。
(有)A HAPPY DOG LIFEの竹内です。

2013年11月末、もうすぐ東日本大震災から1000日と言う報道を見て
震災後に行った宮城県石巻市と仙台市に行ってみようかと思って
序章石巻の続きです。

当初は、レンタカーで石巻〜仙台と見て回ろうと思っていたのですが、
dogwoodの我妻さんが車を出して案内を買って出てくれました。
本当に良い人です。
ただ、10年位前に我妻さんが犬数頭連れて新幹線で東京に出てきた時に
僕が運転手を買って出て、都内を数軒周った事は忘れてはいけません(笑)

13時前に石巻駅に迎えに来てくれました。
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石巻駅を出て、少し走った歩道橋です。
信号機の斜め下の青い看板の所まで浸水したと言う印です。
ここは国道398号沿い、旧北上川からすぐの所です。
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女川街道沿いの小学校
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旧北上川を渡り
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日本製紙工場隣の敷地。周りには何もありませんでした。
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その時の被害状況の写真
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このブログを書く前に、道を間違えて訪れた南三陸町の写真を
久しぶりに見返したのですが(ブリーダーブログでは割愛しています)
それは、あくまでも多少片付いている状況を見た事に過ぎず
被災中・直後は想像出来ないほどの惨事だったのだろうと思いました。

しばらく走り、dogwoodで保護していた犬の所へ。
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この犬はげんちゃん。
1度は戻ったのですが、諸事情でもう1度保護していたそうです。
津波で飼い主さん夫妻は亡くなってしまったのですが、
ずっとげんちゃんが、この家を守っていたとの事です。
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その後、海岸線を走り
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復旧工事中の鉄道の橋桁。
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途中から高速道路を通り、dogwoodへと到着しました。
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炊き出しもできるトリミングカー
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ポニーやアルパカ、ミニブタを通じのての動物たちからの学びの活動
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当初2011年3月は20〜30頭の保護の想定で活動を始めたのですが
僕が4月に行った時にはもう80頭程、ピーク時の6月には被災した
300頭の犬猫を保護していたそうで、現在は40頭程まで減りました。
でも、3年近く半経ってもゼロにならない事も想定外だそうです。
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ボランティアさんの活動により支えられています。
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保健所が考える理想の保護の形とdogwoodが考える形とは違います
ちなみに、震災後2年程経って『市』が足を運んでくれたそうです。
ただ目的は動物取扱業の検査のため・・・。

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保護に当たっては、頭数が多いので一般家庭のようには行きません。
もちろん、大手ペットショップが仕入れる場所の犬の市場に卸すような
数百頭単位の繁殖場のような劣悪な環境でもありません。
ブリーダーとして長く携わってきた多頭飼育の経験が生かされています。

それはブリーダーとしての知識・経験の中で、限られた予算の中での
現状BESTと言うよりBetterな選択なんですね。

長期・短期のボランティアさんに支えられての保護活動であるのですが、
ボランティアには、マインドとスキルの差が存在してしまうのは否めません。

なんでもいいからやらせて下さいと言う方も多いと思うのですが、
中には、この仕事はちょっと・・・と思う人も少しはいるだろうし
決められたやり方を守らずに、自分の思いで行動してしまう人もいたり
管理の仕方でも、理想を求め過ぎてしまう方も稀にいるだろうし。

ブリーダーやトリマーなら犬の扱いには慣れていますが、
中には犬を飼った事がないような人がボランティアとして参加してくれたり
自分の犬と保護されて情緒不安定な犬との扱いはまた違ったりします。

人の出入りがあり人同士の相性もあり、第一印象良い悪いもあるだろうし
賃金を払う雇用関係ではなく、日本ではまだ歴史が浅いボランティアだから
運営していく難しさを強く感じました。

震災後のボランティアの振り分けで、現場が混乱している報道を見ました。
どんな技能を持っている人がどういう現場に配置されるべきかと言う事が
ミスマッチな事が一部起きていて、行政が対応し切れていない。

dogwoodでは犬の保護活動とは別に、炊き出しなどの手伝いを市に申し出たり
していたのですが、事務的な指示やちょっと無理な指示になってしまう所
適切に配置したりする所もあったりして、対応はバラバラだったそうです。

我妻さんは震災前から動物シェルターの構想を持っていて、
実際色々見て回っていたそうです
そんな時に震災が起こり、手探りの中でずっと運営をして来て。
2012年1月には一般社団法人 日本動物支援協会
『(Japan Animal Support Association通称:JASA)』を設立しました。

ただ大変悲しい事にこういう活動を真面目にやっている事を面白くないと思う
団体が存在するのも事実なんです。上のリンク、奥さんの我妻真紀さん曰く
『言葉足らずで、うちの獣医師が書いたブログを見た方が背景がわかる』
との事でこちらもご覧下さい。公益性って何なんだろうと疑問に思います。
世の中、綺麗ごとだけではありませんが、こういう現実をより多くの方に
知って頂きたいと思いました・・・。

その我妻夫妻。
感情に流されず、大きな壁でも確実に淡々と乗り越えていく敬司さん
(行動力ある彼が元公務員だった事を知る人は少ないと思いますが)
とは対称に、感情豊かにdogwoodの花としてスタッフとともに
笑い・・怒り・・泣き・・まとめあげていく真紀さん。
(泣きと言っても、敬司さんが『今、成田空港にいてこれから香港に
行ってくるから』と言う突拍子もない行動に真紀さんが泣かされて
いたかはご想像にお任せします。そしてそんな海外逃避を防ぐために
敬司さんのパスポートを真紀さんが管理するようになって、
敬司さんが泣いているかどうかは不明です)
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dogwoodの保護活動では慢性的にボランティアさん不足です。
ブリーダーブログをご覧になられている方で『仙台まで行ってみよう』と
簡単に行動に移せる地理的に近い方は少ないかと思いますが
(ちなみに、ボランティアさん用の宿泊施設があります)
保護活動を支えるのには、やはりお金が必要です。
ネットショップでカートに入れてモノを買うように気軽に100円から出来ます
カレンダーやポストカード、アパレル系などグッズの購入でもOKです。
アマゾンでの購入を通じても出来ます。
これらは全てJASA(日本​動物​支援協​会)の活動資金をなります。

少しで全く構わないので、ご賛同頂ければ幸いです。


試行錯誤で被災した犬猫の保護活動をやってきたdogwoodですが、
我妻さんはもう先の事を考えていて、将来他の地域で大きな災害が起きた時
自分達の経験を活かしたいと思われています。
もちろん、そういう事が起きない事が一番なのですが・・・
きっと飼い主さん・犬猫達への大きな大きな力となってくれると思います。


我妻さんとテラスで2時間位は話をしたでしょうか。
店内を見ていると、ポスターが貼られていました。
去年6月に、うちのアメリカンチャンピオンブラウンのゴディと
交配したごまちゃんの
子供達。とても嬉しく思ったのですが
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ビックリした事にごまちゃんの子供達が2頭トリミングに来てました。
あんこ君。
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ココア君
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名残惜しかったのですが、帰りの新幹線の座席を予約していたので、
仙台駅まで我妻夫妻に送ってもらい、少し時間にも余裕があったので
夕食までご馳走になってしまいました。
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改札口での別れは、お腹がいっぱいで 胸がいっぱいでした・・・。
トップブリーダーともてはやされていても、自分の犬舎の犬の希少性を
保ちたいがために、お金を巻き上げるブリーダーもいる中で
こういう人達と出会え、付き合いが続けてこられて嬉しく思えました。
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そんな余韻に浸る事無く、帰宅した次の日にトラブル発生。
『犬連れでの訪韓、機材小さいなんて聞いてないよ〜』に続く。


問い合せ(有)A HAPPY DOG LIFE


JUGEMテーマ:被災した犬の保護活動
2014.01.26 Sunday * 23:58 | 主人 | - | -
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